後日談 T 〔月森家にて〕
その日の月森家の夕食で。
「お父さん」
「何だ?」
「お母さん・・・・・・は大丈夫ね。驚かないでね」
「あら、もしかして」
「えぇ。結婚を前提に、お付き合いをする方が出来ました」
「なんだって!」
と、音を立てて立ち上がったのは
本来反対する父親ではなく、弟の蓮だった。
「姉さん、相手は・・・・・・もしかして」
「金澤先生よ」
「先生・・・・・・ってことは教師か?」
「ほら、あなた。セレクション担当のあの方よ」
「あぁ、あの背の高い・・・・・・でも、先生ってことは大分歳が離れているんじゃないか?」
「十・・・三歳離れているわ。だから、結婚を前提になのよ。紘人さん、いい歳だから。
ご両親にも結婚を急かされているみたいだし」
「だいたいの予定はいつ?」
「一応私が卒業をしたら」
「まだ大分先だな」
「えぇ」
「反対だ。俺は反対です、姉さん」
「蓮、貴方に拒否権はないわよ。あと、お食事中なんだから、座らないと駄目よ」
渋々座るが、視線で反対を示す。
「なら 挨拶をしに行かないとな」
「そうね」
一言も反対せず、笑顔で同意し、挨拶やらウェディングドレスの話やらをし出す
両親と姉。
話しに入っていけそうも、いきたくもないので
蓮は食事に集中したのだった。
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蓮くん、シスコン発揮。
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