待ってました! Lunch Time!! 気分良いから苦手な英語でも使っちゃうぜ♪ なんてったって今日は、俺の大好きなカレーなんだから!! 03 嵐がきた〈学校編 お昼の部〉 川ごとに机をくっつけて、給食当番だった奴らも席に座る。 そして日直が前に出て 「それではいただきましょう」 「いただきま〜す!!」 一斉に大きな声で食事のあいさつをし、食べ始めた。 俺はカレーに夢中になりながらも、ヤマトとミコトの観察を忘れてない。 ヤマトもミコトも黙々とカレーを口に運んでいる。 でも油断は禁物だ。 いつこいつらの喧嘩が始まるかなんて誰も予想できやしない。 でも、俺の自信は砂糖菓子のように崩れ落ちていった。 だって・・・・・・ 「牛乳嫌い」 ミコトはそう呟いてヤマトのおぼんに牛乳を載せる。 これに対してヤマトは「だから背―伸びねぇんだよ」とか言うと思ったのに・・・ 「これやる。あんま好きじゃねぇし」 と、デザートのコーヒーゼリーをミコトのおぼんに載せた。 な、なんなんだこいつら・・・・・・。 飯のときは仲良し?いやいや、そうとは限らない。 ただ、カレーに夢中になってるだけかもしれねぇ! そう思った俺はカレーを一気にかっこんで、急いでおかわりしにいって(もちろん大盛り)席についた。 と同時にヤマトが空になった皿を持って立ち上がる。 それを見て、ミコトは自分の空になった皿をヤマトに渡した。 「よろしく〜」 きっとヤマトなら「自分でいけよ」とか言うと思ったのに・・・ のに・・・ (エコー) 「量は?」 「任せる」 「分かった」 とかいう会話をして、ヤマトは二人分の皿を持ち、おかわりをしにいった。 ・・・・・・仲良し? きっと俺以外にも疑問を持っている奴はたくさんいるだろう。 だって、あんなに喧嘩してた奴らなのに今は持ちつ持たれつって感じで・・・。 だから俺は、意を決して聞いてみた!ミコトに。 「なぁ、ミコト〜」 「ん、何?」 単刀直入にGo!だ。 「お前らって食事んときは仲良しってやつ?」 俺の疑問に「はぁ?」とミコトは疑問符をあげ、考え出した。 そして俺の言葉の意味が分かったらしく「あぁ」と納得すると 「ガキの頃さ、食事中いっつも喧嘩してたんさ。そしたら母さんに怒られて、今度喧嘩したらご飯抜き!って言われたんさ。 でもあたしらは、んなことしないだろって思って、またいつも通り、食べた食べられたで喧嘩してたら・・・・・ご飯さげられた」 そのことが凄いショックだったようで、ミコトは机に頭をつけ、大袈裟に溜め息をついた。 「しかもその日ハンバーグだったんだよ。くそ〜・・・大好きなチーズハンバーグ・・・ まだ半分も食べてなかったのに・・・。だから、食事のときは喧嘩しないんさ。あの日を思い出すから・・・」 話し終わると同時くらいに、ヤマトが来て「ほらよ」とミコトにカレーを差し出した。 ミコトはその声を聞いて、嬉しそうに起き上がり「サンキュ〜」と満面の笑みでカレーを受け取った。 「何話してたんだよ」 ヤマトは席に着きながら俺達の方を見て問う。 「あたし達が食事中は喧嘩をしない理由」 「あぁ、あれか・・・酷いよな・・・ハンバーグだぜ?まだ半分も食べてなかったのに・・・」 さっきのミコトと似たようなことを言い、一瞬だけヤマトは暗くなった。 んで、何事もなかったかのように二人同時にカレーを食べ始める。 ほんと、何なんだよこいつって感じで楽しい美味しい給食の時間は終わった。 ちなみに今回、俺はカレーを大盛り三杯食べた!美味かった〜・・・ごちそうさん!  ++++++++++++ ヤマトはそんなハンバーグ如きに執着しないだろう、などとのつっ込みはなしということで(苦笑) BACK/ NEXT