生きていくと決めたのは あの人の言葉が心の奥底まで響いたから。 辛くないと言ったら嘘になるかもしれないけど 幸せでないわけでもない。 ただ、私を少しでも必要としてくれている人達のために 一日一日を大切に生きていくと あの日に一人、心に誓った。  『 The Future Continues 』           〜始まりの朝〜 ベッドから起きて伸びをする。 カーテンを開けると、朝日が差し込み眩しい。 小さく一つ、欠伸をして。 本当はシャワーを浴びてゆっくりお風呂に浸かりたいんだけど、やることがいっぱいあるから我慢我慢。 私は顔を洗ってから、キッチンへと向かった。 今日は遅番の日。 だからちょっとだらけ気味。 いつもは起きて直ぐに軍服に着替えて朝食を取るんだけど、今日はパジャマのまま。 お気に入りの赤チェック。 冷蔵庫から卵と牛乳を取り出して、スクランブルエッグを作る。 出来上がったらウィンナーを切って、ブロッコリーを一緒に炒めた。 食パンを焼いて、貰い物の手作りの苺ジャムを塗る。 これがすっごく美味しいの!今度作り方を教えてもらおうと思う。 届けられた新聞を取ってきて、お行儀悪いけどそれに目を通しながら、熱々の ロイヤルミルクティーを自分の息で冷ましながら口に含んだ。 至福の一時。 私は、生きている。 そう思って、浮かんでくるのはあの人の顔。 あの時の私を助けてくれた、ロイ・マスタング大佐の顔。 彼は私の何なのだろう。 この頃、良く思う。 本当にあの言葉を信じて良いのだろうか。 少し、不安になりながら思うのは、やはり私は大佐のことを気になり始めているから なのだろうか。 出来れば〈違う〉と答えたい。 あんなこと言われたら、普通気になっちゃうものでしょ? 今でも大佐は良く女の人とデートをしているらしい。 ハボック少尉とブレダ少尉情報。 それはちょっと、疑問に思う。 私に言ったあの言葉は、何だったのだろうか。 本当? それとも・・・・・・・ 朝食を食べ終え、私は私服に着替える。 私服よりも軍服の方が着ている時間が長いから、何だか久しぶりな感じがする。 薄めの色のジーパン生地のスカートにパールのチェーンベルト、白のキャミソール。 その上にツユクサの花の色をしたカーディガンを羽織って簡単なお洒落、終了。 白を基調としたOXタイプのスニーカーを履いて、革の小さめバッグを斜めに掛ける。 そして私は、生活用品の買い出しへと向かった。 家の扉を閉め、鍵を閉める。 あの時の床に出来た跡は、もう残ってない。  ++++++++++ 『消せない罪』の続編始まりです☆ 前回は恋愛要素少シリアス多だったので、 今回は恋愛要素がもっと増えると良いな〜・・・ ってか増やすぞ!と思っていますので、どうぞこちらも宜しくお願いします!
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