BACK/ NEXT囚われの悪魔なお姫様 ヴォルデモートと戦った後、ハリーは医務室のベッドの上に横たわっていた。 ダンブルドアに全てを聞き、興奮している二人の親友と十五分間(マダム・ポンフリーが決めた)話した。 少し経って、が姿を現した。 どこか不機嫌そうだ。 その理由は 「君と話せる時間は十五分だ。ポンフリーに好きなだけ話させろと言ったのだが、これ以上は駄目だと言われてね」 これらしい。 はハリーのベッドの横の椅子に腰掛ける。。 「会ったのだろう、ヴォルデモートに」 ハリーは自分とダンブルドア以外に『例のあの人』を名前で呼ぶ人がいることに驚きつつ、真剣な表情をして頷いた。 「・・・何があったか聞きたいの?」 「いや。だいたいの話はアルバスから聞いたから大丈夫だ」 落ち着いているを見て、ハリーは今までに対して持っていた疑問を問うてみた。 何故、今問う気になったかはハリー自身にも分からない。 ただ、今なら何か、知ることが出来ると思ったのだ。 「君は一体何者なの?すごく上手に色々な魔法が使えるし、頭も良いし、スネイプと普通に話しているし・・・・・ グリフィンドール生なのに寮にいないのはなぜ?なぜ君は自分勝手をしても先生に怒られないの?それに、君は先生 達のことをみんなファーストネームで呼んでいる。なんで?・・・・・あ゛―――、もっとあったはずなのに今はこれしか でてこないよ」 ハリーは頭をおさえ、苦笑した。 は微苦笑する。 「知りたいのか?」 ハリーは好奇心満々の顔で力強く「うん」と頷いた。 疑問に答えをくれるのだろう、と思ったからだ。 しかしは 「まだ、君がもつ疑問に答えられることはできない」 ハリーは肩を落としたが、その言葉に小さな希望を見つけ、問う。 「まだっていうことは、いつか教えてくれる?」 「さぁな。ただ、今の私が私自身について言えることは、私はホグワーツ城から一歩も外に出られない。 いわば、囚われの身なのだよ」 そう言ってくすりと笑った。 「私は物語ではない、本物のラプンツェルや眠り姫なのだよ。まぁ、王子様なんて待ってないけどな」 ハリーは「意味分かんないよ」と疑問符をあげた。 「まだ分からなくて良い。いずれ分かる日が来るから。その日がきたら、私は君に素晴らしいプレゼントをあげよう」 そう言い、は去っていった。 座っていた椅子に、本を一冊残して。 「なにこれ?『家の歴史』?本になるほど有名だったのか・・・・・・」 ハリーはそれを読みたいと思ったが、今はなんだか寝たい気分だったので、 その日はぐっすりと寝てしまった。 ここはどこ。 周りは雲のようなもので敷き詰められている。 そこにはがいた。 他には誰もいない。 がとても奇麗に笑う。 何か言っている。 僕はのもとに駆け寄った。 「これを君にあげよう」 は何かを僕に差し出した。 僕はそれを受け取る。 見るとそれは・・・・・・・・・・・・・・・ そこで夢は終わってしまった。 ハリーは目を覚まし、目を擦る。 今さっきの夢のことなど、一つも覚えてはいなかった。 +++++++++ お姫様がなぜ『家の歴史』を置いていったのかは不明です。 お姫様の行動は〈おかしい〉が基本なので(笑)