そんなこと、あると思う? 聞いて私は〈嘘〉と言える自信があった。 でも、どうやら本当らしい。 嘘でしょ? あなたが〈死喰い人〉だなんて。    茨迷路(いばらみち) それを知って直ぐに、私は彼の家へと向かった。 インターホンを鳴らして、見慣れた屋敷僕へのあいさつもほどほどにし、彼の部屋へと向かう。 いるのは分かっている。 「セブルス!」 やはりいた。 薄明るいその部屋は、いつもと違う空間のように思えた。 「どうした。そんな血相を変えて」 私はドアを閉め、ベッドの近くにある椅子に腰掛けているセブルスの前に立った。 そして問う。 叫ぶように。 心から。 「あなたが死喰い人って本当?!」 きっと呆れたように息を吐いて「誰がそんな嘘を言った」と言うと思っていた。 しかし、予想とは裏腹にセブルスは冷静な目を私を見 「そうだ」 頷いた。 もし、この人が愛しい人ではなかったら、私は彼を殺していたかもしれない。 すでに、私の友達が何人も死喰い人と例のあの人の手によって殺されているのだ。 許すわけがない。 「なんで・・・・・・」 スイッチも何もなしに、涙は流れ始める。 「・・・・・・しょうがなかったんだ」 「しょうがないってなによ!何で?何で死くっ、キャっ」 突然セブルスは立ち上がり、私の両指に己の両指を絡ませ、後ろのベッドへと押し倒した。 乱暴に唇を奪い、絡め、離す。 「ゃっ、ちょっ、何す・・・・・ひゃっ」 乱暴に、ただ乱暴に。 服の中に手を侵入させ、脱がせ、触れる。 抵抗なんて意味がないように、その行動は素早いもので。 いつのまにか私はほとんど何も着ていない状態になっていた。 身に纏っているのはスカートだけ。 乱れる髪と、涙で汚れた顔。 もう何が何だか分からなくなっていた。 「っ・・・痛っ・・・・・ゃめ、あぁっ」 部屋の中では、私の声と喘ぐ声と穢い音が響き、それは交じり合いそうもないのに妙に 交じり合っている。 嫌だと言葉と心は拒絶してるのに、触られ撫でられ反応し、いれられてはセブルスの指を濡らす。 私の体はもう、壊れているようだ。 いつのまにか、痛みはどこかへ消え去っていた。 あるのは心に開いた穴。 こんなので塞がるわけがない。 思ったけど言えないのは、私の口からでる嫌な声が邪魔をするから。 とても耳障りだ。 抵抗はもうやめた。 やるならやるだけやればいい。 分かってるよ。 やめたことで嬉しく思う人じゃないってこと。 セブルスは私の胸の突起を乱暴に愛撫するのを止めた。 それと同時に私は口を開く。 「愛してるなら、キスして」 「分かった」いうように、セブルスは私の唇を乱暴に奪う。 舌を絡ませ、それから逃げようとしても絡められ。 何もかもが溶けていく気がした。 苦しくなって、セブルスの服を強く握ると、名残惜しそうに離し、そこには銀の糸のようなものが一瞬、 離れたくないように二人を繋いだ。 「愛してる」 瞳は涙でいっぱいで、今にも零れ落ちそう。 「私もだ」 「ならなんで」 「自我が抑えられなくて・・・」 「そのことじゃない!なんで死喰い人なんかに・・・・・・」 セブルスは悔しそうに唇を噛み締めた。 「しょうがなかったんだ。お前を守るために」 「私を、守るため?」 「あぁ。仲間になれば、お前を・・・お前の家族だけは生かしてやると」 「だからって他の人達は殺すの?!」 「私は誰も殺してなどいない!」 「仲間になったなら同じことよ!」 流れる沈黙。 響く声。 それを破ったのは私だった。 「・・・私達、もう会うのはやめましょう」 「なっ・・・・!」 「あなたに負担をかけるだけだわ。私、そんなの嫌。ねぇ、お願い・・・・・・」 「・・・・・・分かった」 私から目を逸らし、セブルスは頷く。 涙を拭いて服を着て、私はその部屋を後にした。 「ごめんなさい」 そっと呟いて、この世で一番愛する人の額に別れのキスを落としてから。  ++++++++++ ・・・・・・言うことは何もありません(汗 ただ、ぶわぁ〜と浮かんだのです。 しかも期末テストの勉強中;
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