序章



これは、ほんの少し昔のお話です。

ある青年が西洋に憧れ海を渡りました。

青年は西洋の文化、とくに音楽が大好きでした。

青年にとってそこは見るものすべてがあたらしく、素晴らしい世界でした。


――― そんなある日

不思議な出会いが訪れたのです


庭先で出会ったそれらはとても小さく不思議な存在でした。

青年はとても驚きましたが

かわいそうに思い、手当てをして助けてあげました。

「けがをしているのかい?」

「僕は日本という国から来たんだ」

「将来、僕の国に音楽の学校をつくることが夢なんだ」

だから、ここで色々と勉強をしているんだ…… そう青年が話すと

「お前は…命の恩人なのだ!」

「ありがとうですわ」

「我輩達はお前が気に入ったのだ!」

もう片方のそれは大きく頷いた。

「だからお前がつくるガッコウとやらに」

「私達が」

「音楽の祝福を与えよう」


それは本当に不思議な不思議な出会いでした。


青年はその後帰国し、音楽学校をつくるという夢をかなえました。







―――― そして







「、遅れそうなら送ってってやるぞ」
「兄貴!抜け駆けは許さねぇぞ!!」
「そうだよ。、僕が送ってあげるよ」
「全部却下〜。いってきま〜す」





時は流れ



――――― 再び


出会いは訪れようとしています。








『あっちもまだ見つかっていないようですわね……あと2人ですわ』


「もうすぐコンクールの参加者発表よね」
「あっ、そういえば!夢でも良いから選ばれた〜い!!」
「そうよね……」


『興味がおありですの?』


「柚木先輩は絶対でしょ?」
「月森君もじゃない?」


『私の声が聞こえていらっしゃるの!?ねぇ!』



「ねえ、コンクールって何?」
「コンクール?」
「うん。さっき音楽科の人は話してたんだけど……」
「あぁ、アレでしょ。不定期にやる、音楽のコンクール」


『そうそう、そうですわ』


「ふーん。普通科の私達には関係なさそうね」


『そんなことないですわ!私の存在に気付くことが出来れば参加出来ますのよ!』


「そうね。まっ、たかが学校内のコンクールでしょ?」


『た、たかがとは酷すぎですわ!!』


『なぜ……なぜですの……なぜ誰一人として……私の声にお気づきにならないの!?』




小さな〈それ〉は、一人虚しく叫んだ。

ふんわりとした金の髪が、一瞬逆立ったようになった。
  























 +++++++++

コルダの漫画を買って読んで、直ぐに思いついたものです。
買う前はLaLaで読んでいて、そのとき考えていたのは月森の妹で性格は全然違うという設定の女の子でした。
これはオリキャラがいっぱい出てくると思います(ほぼ家族だけど)。
楽しんでいただけたら光栄です。
びみょうに逆ハー。漫画を無視している部分もありますが、宜しくお願いします。
ちなみに、今回は漫画をほぼパクってます(爆)
始まりですから。



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