楽しい夕食。 何時もよりちょっと豪華な夕食。 なんてったって、大切な幼なじみが来ているのだから。 〜悪夢〜 一時間ほど、お風呂に浸かっていた。 1kg一万センズもする、高級な塩の入浴剤。 ほのかに香る薔薇の匂い。 肌や髪の毛にも、少し染み付いている。 最高の至福の一時。 体の心から暖まる・・・♪ 「なぁ、どこで寝れば良いん?」 時計の針は、もうすぐ12時を指す頃だった。 二人の旅の話から〈人体練成〉の話まで。 紅茶を飲みながら色々と話していたら時間を忘れいて、気付けばこんな時間。 寝るのには良い時間だろうと、寝室の私のベッドの隣に布団をひいて 「床だけど、ここで良い?」 エドは頷き 「寝られりゃどこだって良いさ」 にかっと笑う。 「おやすみ」 二人の額にキスをして、もぞもぞと布団の中に入ると直ぐに睡魔が襲ってきたので、二人の寝顔も見ないまま 私は眠りに落ちてしまった。 「やっ・・・・・ちょっ・・・・」 いきなり魘されだしたの元にアルフォンスが駆け寄る。 「?!?!大丈夫?!!」 明かりをつけるとエドワードが起きた。 目を擦って 「もう朝かぁ〜?」 とか言っている。 「朝のわけないだろ、バカ兄!が大変なんだ!」 「ん?・・・・・・が?!」 眠そうだった目が、すぐに開いた。 「やめて・・・・・・」 けして流れることのない涙が、の瞳から零れ落ちた。 「お父さん」 その言葉を聞いて二人は悟った。 今、が見ている夢はあのとき話してくれたことだと。 実の父親に殺されそうになったこと。 はそれを今「夢」として再体験している。 「、大丈夫だから・・・それは夢だ!」 強く、エドワードはの手を握った。 願うように。 早くその悪夢から逃れられるようにと。 すると安心したのか 「お父さん・・・・・」 優しくそう呟くと、静かな寝息を立て始めた。 「良かったぁ〜・・・」 安堵するアルフォンスは 「アル〜」 情けない兄の声に反応し、エドワードを見て疑問符をあげた。 「どしたの、兄さん」 「が手ぇ離してくんないんだけど」 エドワードの右手は、の右手に硬く握られていた。 それを見て、アルフォンスはくすっと笑う。 「良かったね」 「良くない!」 「だって兄さんのことが好きなんでしょ?大佐に自慢できるじゃん!」 「それとこれとは話が別だッ!」 そのあとエドワードはどうしたのかというと。 諦め、そのままの布団に頭を預け、座った態勢のまま夢の世界へと旅立ったのだった。  +++++++++ 短いですね(汗) ちょっとエドに良い思いをさせたくて・・・してないようですね。 額のキスは彼らにとって日常茶飯事設定。 微妙に次に続くお話です。     
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