俺は、生きている。
禁忌を犯したのに、まだ。


心残りがあった。
あいつを残してきてしまったこと。
大好きな、大切なあいつを………弱い、あいつを。

俺がいなくて大丈夫か。
飯、ちゃんと食ってるか。
まだ、俺のこと、好きでいてくれているか。

聞きたいことはたくさんある。
でも、一番は………ただ、会いたい。



布団に潜って、目を閉じた。
この頃良く寝ていなかったから、何も考える暇もなく、直ぐに睡魔が襲ってきた。



「ここは、どこだ」
周り全てが綿のようなもので出来ている。
歩いても、歩いても、景色は一つも変わらない。
雲の上は、こんな感じだろう。


………あぁ、そうか。

「ここ、夢の中だ」

俺は辺りを見渡した。

「俺、分かるんだよなたまに。夢だ、ってこと」

浮かんできたのはあいつの顔。
夢なんだろ、ここ。
だったらさ

「夢なら、何か良いことが起きれば良いのにな」

願った。
もちろん、神ではない。
あいつに。
そして俺に。













 

 ++++++++++

短いですね……。
今回はエド視点です。
これは3話完なので、エド視点はこれっきりです(汗)
年の終わりにエド夢………昨日書いたから更新しちゃいたかったのです。



BACK/ NEXT