恋心など、必要あるのでしょうか?答えは否です。
10
「帰って来ました」
Lは、何処か嬉しそうに楽しそうに声を上げた。
縦2横6の割合で計12台並べられてある液晶テレビの上に、それらの三倍はあると思われるテレビが置かれている。
そこに映し出されているのは、そう。
の部屋。
大きなテレビに映し出されるのは、ほぼの部屋全体。
その他にも、12台ある内の3台に、部屋は映し出されていた。
Lはリモコンを使い、の顔をアップにした。
「何をやっているんだ、竜崎」
その行動に対し、夜神は不審な行動を見るような視線を向けた。
それはまるで、実の娘を心配している父親のよう。
「いえ。顔をしっかりと見ておこうと思いまして」
「何のために」
「興味本位です。いけませんか?」
「いや・・・・・・・・・」
こう淡々と答えられては、何も言えない。
悪意など感じられないのだから。
Lは椅子に体育座りをするように座り、親指を齧りながらブラウン管の中の
を凝視する。
映し出されているはちょうど着替え中で、厭らしい目で見られていないか
夜神は少々心配だったが、盗み見たLからはそのような感情は全く感じられなかったので
ホッとした。
だが
「綺麗な身体ですね・・・・・・」
ボソリと発された問題発言に
「竜崎!」
怒鳴らずにはいられなかった。
「どうしましたか?夜神さん」
「・・・・・・あまり、着替え姿は見て欲しくないな、と」
「それは無理です。これは捜査の一貫。何時着替え始めるかなんて予想するのは不可能ですので、
見るのを避けるという選択肢は元々ないですね。選択肢は見続ける、それだけです」
そう言い切ったLは、また幾つものテレビと睨めっこをし始めた。
夜神は言い返す事が出来ず、小さく唸り、息を吐き、Lを視界に入れ
こんな事を思った。
この謎多き少年は、娘のような少女に
恋心になる前の、もっと前の
発展途上にも満たない感情を
抱き始めてるのではないか
と。
しかし、それに
賛成も応援も出来ない。
自分は、自分の息子と少女がくっつく事を
願っているのだから。
と。
「あっ・・・・・・行動を開始しました」
そんな事を考えていた夜神は、Lが発した言葉により
意識をこっちへと戻した。
「誰がだ」
「さんです」
「ちゃんが?」
「はい。勉強を投げ出し、大掃除をし出すそうです」
「大掃除?」
夜神は疑問符を上げた。
Lも、言葉や表情には出さないが、小さな疑問と蟠りを胸に秘めて
の行動を追った。
ブラウン管に映る誰よりも、真剣に。
瞬きだって、惜しいのです。
貴方を見た瞬間、この胸は高鳴りました。
断言します。
これは恋ではありません。
ただ貴方が、想像以上に美しかったから。
外見ではありません。
内面が、全て滲み出ている姿に
私は終始、見惚れてしまったのです。
貴方の下着姿に
欲情しなかった、と言えば嘘になります。
けれど、その様な卑しい感情など
私には必要ないのです。
ただ、貴方から
目が離せない。
それだけは
認めましょう。
++++++++++++++++++
二桁突入です!(話が)
更新遅くてすいません・・・・・・
つまってます、内容ですいません!
今回はLです。
次回は・・・・・・・・・Lでない事は確かです。
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