僕達には僕達の愛し方がある



あの日・・・・・・
Lに私達の関係を教えてしまった日。

私の部屋やお風呂場などをライトと手分けして探していたら、おじ様・・・・・・ライトのお父さんから電話が来て、
事情を話したら直ぐに来てくれて。
探知機などを使ってカメラや盗聴器などを外してくれた。
もちろん、お母さんには言わないで下さい、って言ったよ。


ライトは言ってた。
おじ様も、Lが動かしている日本警察の中にいるって。
だから見てただろう、って。
私達の、こと。

でも、仮面を被り続けてなければいけない。
誰にも知られてない、この関係はって思って行動しなければならない。
人生は演技、人は猫を被って生きるもの。
だから、うん。
どうにかなるよね。






     15







「やったー、センター終了!」

は手を大きくあげ万歳をして、跳ねる様にベッドに座った。
の勉強机の椅子にはライトが腰掛けている。

「その様子じゃあ、手ごたえはあったみたいだね」
「一応大丈夫そうよ」
「これも僕のおかげだね。感謝しろよ」
「言い方が偉そうだから嫌」

ムッ、とした顔をしてそっぽを向く。
ライトはそんなを見て小さく笑って

「ごめんごめん」

椅子を動かしての直ぐ傍まで来て。
の両頬を両手で挟むように覆って、無理矢理自分の方を向けた。

「僕を見て」
「見てるよ」
「これからもずっと見ていて」
「心配しなくても大丈夫だから」
「・・・・・・」

手首を掴んで、ゆっくりと顔を近づけて
愛しい唇に口付けようとしたら

「あっ!ライトはどうだったの?センター」

それはもうわざとらしく話を切り出され、雰囲気が壊れ
口付けられなくて、ライトは眉間に皺を刻んでを睨んだ。

「こいつ・・・・・・」
「だって、何か今・・・そういう気分じゃなくて、ね」

誤魔化すように笑う。
ライトは大袈裟に息を吐いて。
意地悪な微笑をへと向けた。

「まぁ、良いけどね。そうやっておあずけばかりしていると、堪って堪って
一気にいくからな」
「えっ、それはちょ・・・・・・」

困ったようにもごもごするの唇を

「隙あり」

軽く奪って口付けて。
いきなりのことで対応できなく、は瞳をまんまるく見開いた。

「気分じゃないって言ったでしょ」
「お前の気分が乗るのを待っていたら、何時になっても出来ないだろう」

図星をつかれて、は口篭る。
意地悪、と言いたげな表情でライトを睨むが、効果がないことくらい承知の上。
言い返すことも出来なくて、何て話を切り出して良いか分からず
考えていたら

「そういえばセンターのことだけど・・・」

ライトが話を切り出してくれたので、ホッとした。

「変な奴がいたんだ」
「変な奴?」
「あぁ、俺の三人後ろで、体育座りをするように座って、足の指で机の端っこを掴んでいた変な奴。
注意されていたよ」
「ふ〜ん・・・・・・まぁ、東大には変わった人がたくさんいるって言うし」

そう言ってライトをじっと見た。
その視線が何を言いたいのかライトは感じ取り

「僕もその一人・・・と言いたいようだね」
「正解」
「全く・・・・・・まぁ、世の中、変わっていない人間なんて一人もいないさ。
俺から見ればそいつは変わった奴だった。しかしそいつから見れば、俺は変わった奴かもしれない。
変わっている変わっていないは、所詮一人一人がもつものさしで測って決めるものだ。
そして多くのものさしが変わっているという結果をだした者が世間一般でいう変わった人、つまり変人となるんだ。
あいつはそれだな。僕はそうじゃない」

言い切ったライトには笑って。




けれど心の中では思っていた。







ライトは変わり者だよ。
だって、キラだから。
顔色一つ変えずに悪人を裁けるなんて・・・・・・


でもね、変わり者とかそういう前に
ライトはライトだから。
好きな気持ちは、一生変わらないよ。







はライトに向かって微笑んで

「大好きだよ、ライト」

普通では決して言わない、何時も言うのを拒む言葉を発したから
不意をつかれて、ライトは顔を朱に染めて
驚きのあまり開けられた口を閉じながら、微笑んだ。

「僕だって。愛してるよ、」


世界で一番、誰よりも。







僕達の愛し方は、世間一般から見れば変わっているのだろうけれど
僕達にとってこれは普通だから。
変わっているのではない。
これは

不変の愛。


























 ++++++++++++++++++

こいつら何イチャついてるの?って感じの話になりました。
センターが終わり、気持ちも晴れやかになり
自分の気持ちに素直になってきています、主人公。
この幸せを続かせてあげたいものです。









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