彼はだれ?



竜崎さんに連れてこられた場所は、カフェとかそういった気軽な場所ではなくて
フランス料理店。
そこの、VIPルームみたいな個室に入れられて
竜崎さんと二人きりになった。



えっと、何だか物凄い人みたいだけど・・・・・・




戸惑いながら、私は竜崎さんを見た。
お茶を飲む為だけではない、と思って、携帯を握り締めて。









      19










白磁器のカップに口付けて、紅茶を口に含みながら目の前にいる竜崎さんを見た。
竜崎さんは、変わった人。
体育座りのような体勢で椅子に座り、ありえないほど甘いものを口に含む。
もちろん、紅茶もありえないほどのお砂糖入り。
子供みたいな人だな、って思ったら、自然と笑みが浮かんできた。


「すいません。怪我もしていないのにこんな所でごちそうになっちゃって」
「良いんですよ。ここのケーキが食べたいと思っていたところです。
貴女はそれに付き合っているだけと思っていてください」
「はぁ」


竜崎さんは本当にこのお店のケーキが好きなようで
今食べているケーキは本日4個目。
他にもチョコレートやらマカロンやらをつまんでいるのに。


悪い人ではないと思う。
でも、見ず知らずの男の人と、長い間二人きりでいるのは危ないと、思うの。
時間はまだ大丈夫だけど・・・・・・・・・。


「「・・・・・・あの」」
「あっ、」


口を開いたら、竜崎さんと重なってしまった。
恥ずかしいけど、ちょっと可笑しい。


「お先にどうぞ」
「いえ、さんから」


竜崎さんは、私の事を下の名前で呼ぶ。
本人曰く「海外生活が長いから」らしい。


「あの、お夕飯の買い物や仕度をしなければいけないので、帰らせていただいて良いですか?」
「そうですか。残念です。分かりました。けれど、もう少し私に時間を下さい」


そう言うと、竜崎さんはずっと持ちっぱなしだったフォークを下ろし、私の視線と合わせて。
私が頷くと


「本題に入らせていただきます」


何故かとても、緊張した。
捕まったような気分になる。
射る様な視線を私にぶつけ、その唇から発された言葉に






「私はLです」









私は耳を疑うどころか、ここが現実かということさえも疑った。


























 ++++++++++++++++++

L 、存在バラす。

ライトは当分出てきません(汗)

2.3話?は二人の会話です。







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