L・・・・・・一体あなたは何者なの?盗聴器?カメラ?それって犯罪じゃない
彼が発した言葉に、男は反対した。

「何故だ!?」
「前にも言った様に、夜神月がキラであった場合、彼女は何かを知っている可能性があるからです」
「どれだけの可能性があるというんだ!私の息子がキラであるという可能性より低いのだろう!?」

彼は頷いた。

「えぇ。可能性は1%以下です」

男は唇を噛み締めた。
血こそ出ないが、怒りで血管が浮き出てきている。

「それだけの可能性で・・・・・・」
「可能性が0でない限り、私は行動を起こします」
「・・・・・・分かった。しかし、プライバシーのことは少し考えろ」
「分かっています。つけるのは彼女の部屋と居間くらいで良いでしょう」
「えっ、それだけで良いんですか?」
「えぇ。ライト君と接触をする可能性がある場所だけで十分です」


彼はそう言ったが、それらを彼女の家に取り付けるのは
自分の興味からでもあった。
しかしそれは濃いがとても小さいものだったので
彼はその感情がなんなのか分からず、理由を「事件のために・・・」ということにした。

彼女を見てみたい

そう思うのは、いけないのだろうか。







    08








あの日ライトは言った。


「もしかしたらの家にも盗聴器などがつけられるかもしれない」
「何故?」
「僕はここに来る前に母さんにの家に行って来ると言った。・・・つまり、の名を発したんだ」
「それと私の家に盗聴器とかがつけられることとどういった繋がりがあるの?」

私の問いに、ライトはしばし言うのを躊躇ったが、決心したように頷いた。

「Lはきっとその名前を聞き、父さんにとは誰だと問うだろう。そして父さんは答える。
僕の幼馴染です、なんて簡単な説明で済ませるなんてありえない。もっと深いところまで。
例えば、僕は良くの家に行くこととか・・・・・・」

何故このような話をするのに躊躇ったのか、少し不思議に思えたが、それに対しては問わなかった。
ピースが揃い始めたから。
疑問がどんどんと消えていく。

「・・・・・・つまり、私とライトが普通の幼馴染の関係より深いことを知り、ライトがキラだった場合何か言っているんじゃないか、
ってLは考えるかもしれないってこと?」

頷いたライトを

「ないでしょ」

私は否定した。

「だって、普通自分がキラだなんて誰かにばらすはずがないって誰だって考えると思わない?」
「普通なら・・・な。だがそれは、キラを特定出来ていない場合だ。Lが僕をキラ候補にしている可能性は高い。
ああやって部屋全体・・・たぶん家全体に盗聴器とカメラをつけてきたんだからな。
さっき言ったろ。父さんはLにのことを話すって。そこでこう言ったらどうだ。二人の間には何か入っていけないものがある」


・・・・・・・・・それは、秘密を共有しているから。
どんな秘密かは誰も知らない。
それをLは『キラ』だと思うかもしれない。


「・・・・・・・・・分かったわ。でも、防ぎようがないでしょ」
「そうだな。でも、付けられたかどうかを判断することは出来る」
「あの何時もやってるドアに紙を挟んで蝶番にシャーシンいれるやつ?」
「そうだ。僕はそれで気づいた」
「じゃあこれから私もそうすれば言い訳ね。大丈夫かな・・・紙はどうにか出来るけど、シャーシン忘れて折っちゃいそう」

自信なさげに苦笑する私の肩を掴み、ライトは真剣な顔で私の瞳を射抜いた。
肩に力がいれられる。

「これは遊びじゃない・・・・・・命がかかっているんだ」


分かってるよ、ライト。
言ったでしょ。
あなたがいなくなったら生きていけない、って。


「大丈夫よ、うまくやるから」
「あぁ」
「もし何かあったときは対応お願いね」
「分かった」


ライトは私の頭をくしゃっと撫でると微笑んだ。


「・・・・・・・じゃあ、そろそろ夕飯だろうし帰るかな。も来る?」
「そんな突然言ったら小母さんが困るに決まってるでしょ。大丈夫よ。下ごしらえしてあるから」
「そっか。じゃあ、また明日」

階段を降り、ライトは靴を履いてドアに手をかけた。

「明日?」
「あぁ。一応確認のためにね。ついていた場合、どこについているかはリュークに見てもらえるし」
「また俺かよ」

久しぶりに聞いた、死神の声。
もう慣れた。
存在だって。
どちらかというと、空気のように扱ってしまっているけど・・・・・・・

「そのときはリンゴな」
「だってさ」
「分かった。リンゴね」

頷くと、ライトはドアを開いた。

「じゃあな」
「うん、ばいばい」

小さく手を振って、別れた。







この戦いに、私まで参加させられる可能性があるなんて・・・・・・
恐い?
ううん、恐怖は不思議とない。
別に、少し違和感があるだけ。
後は変わらず、何時もの私。







ねぇ、L。
一度あなたと話してみたいと言ったら、あなたは応じてくれるかしら。
あなたに聞きたいの。
誰を疑っているか。
あなたはどんな推理をしているのか。





















 ++++++++++++++++++

ふぅ。
難しい・・・・・・
平々凡々な私の頭ではライト君の頭の中を想像することが出来ません!
難しい・・・・・・こんなので良いのでしょうか?
変じゃないですか?




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