私も自分で考えないと・・・・・・世界を守るために

学校へ行く用意が済み、鞄を持ち、部屋のドアを開いた。
紙切れが一瞬、宙に浮いて私の足元へと舞い落ちる。

昨日ライトに言われたとおり、私はドアに紙を挟み、そして蝶番にシャープペンシルの芯をさした。
紙は偽物(フェイク)真実(リアル)は芯。
これが割れていたら、ここに誰かが入った証拠。
緊張と少しの恐怖に小さく高鳴る鼓動を必死に抑えて、私はドアを閉めた。


「いってきます」


お母さんはまだ寝てる。
こんなこと、知るはずがなく、自分と私のために一生懸命働いて。



   09



何時も通りの自分を装っておきながら、心の中では緊張していた。
もしかしたら、誰かに見られているかもって思うと、しっかりしようと思ってしまう。
でも、それではバレてしまうから、私は恥ずかしさを消して何時も通りに鍵を開けて
扉を開き、靴を脱いで揃えた。

そして二階へあがり、手洗いうがいをして、部屋に入った。


・・・・・・・・・・・・・・・!


まさか、本当に。


蝶番にさしておいたシャーペンの芯は、真っ二つに折れていた。
誰かが私の部屋に入った証拠。
お母さん・・・・・・・ではない。
そんな暇ないもの。
起きたら朝ご飯を食べて、用意をして慌しく出て行くはずだから。

じゃあ、やっぱり・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうね、やらないと。
ライトのために。
ううん。
これは、私のため。



鞄を机の横に立てかけて、部屋着を出し、着替え始める。
こんなことならダイエットしておくんだった………と後悔するがもう遅い。
後悔先に立たず。
………まぁ、慣れないことするとかえって太りそうだし、いっか。

楽な茶色のワンピースの上に黒いカーディガンを羽織る。
靴下は学校のまま、黒のタイツ。



着替え終わると、私は階段を降りて台所で行き、ホットココアをいれ、部屋に戻り、机に向かった。
もうすぐ試験だから。
問題を見て、手を動かす。
もうこれからは暗記物しかしないって決めた。



手は動いている。目はちゃんと問題を追っている。頭も問題のことを考えている。
しかし大半の思考は『どうやってカメラや盗聴器がつけられている場所を調べる』だった。
ライトが言ってくれればリュークが調べてくれるって言ったけど………
私あんまりあの死神のこと信用してないから。
それに、ずっと監視されてるなんて耐えられない!
それならこっちからはずさなければならない状況をつくってやろう!
って考えているんだけど………どうしよっかな…………


・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・考えた。






私は30分ほど勉強すると、シャーペンを置いて伸びをした。

「疲れた〜・・・・・・」

そして身体を捻って辺りを見回す。
センターが近いから・・・・・・というのを言い訳に、この頃掃除をサボり気味だったので
汚い。
大掃除だって何時もより熱心にしなかったし。



そして私は呟いた


「汚いな・・・大掃除してないしね・・・・・・・・・よし、しちゃお!もう一週間切ったんだもん。
そんな今更必死で勉強したって大した成果は遂げられないって」


自分に言い聞かせるように。












これは戦い?
・・・・・・うん、戦いだね。
ライトのためじゃないよ。
これは私を守るため。


戦闘、開始。

























 ++++++++++++++++++

約一ヶ月ぶりですね。
主人公のみです。
この次、Lとライト出て来ます!
Lが先かな?出てくるのは

更新は、亀くらい遅いですが、お付き合い宜しくお願いします。





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